1年以上前だが2年以上は前でない話

最近、ようやく使い始めたフラッシュメモリを見ると思い出す。
 
あるとき、若者(以下、「若」と略記するが、往年の相撲取りではない)が私の
データをほしいと言ってきた。「でも、今、ちょっとメールが使えない」と。
 
私「あそ。じゃ、フロッピー持ってきて」
若「え?あの。俺、フロッピー持ってないんす。パソコンに読み取り機ついてないし」
私(心の中)「俺ぁ、この世界に20年いるけどなあ、フロッピー読み取り機のついて
  ないパソコンなんてもの、一度も見たこたねーぞ」
 
と、きれそうになりましたが、私も大人。
ぐっとこらえて、替わりに、いやらしー薄笑いを浮かべて、言った。
 
私「ほほう。それじゃ、君。どうする気なんだい?(ん?グーの音も出まい?)」
若「あの、これじゃだめっすか?」
 
と言って、若者が見せてくれたのは、なんだか妙に小さいカプセルのようなもの。
 
私「何それ?」
若「ですから、フラッシュメモリなら使えるんですよ」
私「えーと。だから、それは、ナニ?」
若「フラッシュメモリです」
私「・・・へー、そんなのあるんだ。でも、私のパソコンじゃ使えないよ」
若「いえ。使えますよ。ほら」
 
と、若者は私のパソコンのUSB端子を指差す。
フラッシュメモリですか。まったく知りませんでした。
しかも、今や、フロッピーディスク装置のついてないパソコンの方がメジャーなんすね。
若者よ、すまん。
う〜ん。いやな年寄りになりそうだなあ。ま、いいか。