娘と算数

娘に「算数の授業はどうだい?」と聞いたところ、「最近つまらない」。
いつも「楽しい」と言っていたので、予想外の反応にびっくり。
 
先生が出す問題はすぐ解けてしまうという。
娘だけではなく、何人かの生徒は、簡単に解けるようだ。
一方、なかなか解けない子供たちも多数いる。
で、早く終わった人が手を挙げても、先生は指してくれない。
その子たちには、「ちょっと待ってて」と言うばかりで、解けない子の
面倒ばかり見ている。つまらない。
そんな話だった。
 
娘は、「算数の時間をこんな風に思うのははじめて」と言う。
 
中学校の数学の時間、私も思い切りヒマだった。
その上、そういうときに何も指示を出してくれず、かといって、遊んでいると、
「○○(←私です)ぅ、何遊んでるだあっ」としかる先生は確かにいた。
これは、本当に、人生の時間の無駄遣いだと思う。
だから、先生もほんの少しだけ、工夫をしてくれればと思う。
(一番いいのは、進度別のクラスを作ることだと思う。
 私は、どちらかと言うとリベラル・ヒダリヨリの人だと思うが、進度別
 クラスは、決して民主主義に反しないと思う。)
しかし、それもなかなか難しいようだ。
私も通ってきた道だし、ガマンするしかないんだよと言ってきかせた。
(「先生はみんなにわからせなきゃいけないんだし、大変なんだよ」と。)
 
そのあとで、妻とその話をした。
「難しいよね」と言うと、妻は、私がポイントを理解してないと言う。
「問題は、ヒマだということではなく、先生が指してくれない点だ」というのだ。
なるほどな〜、と思った。