兄妹について思ったこと

昨日の算数の問題に関連して、思った(思い出した)こと。
 
妻はお兄さんのいる妹だ。
よく、ドラマなんかで、妹が兄を笑いながら追いかけるシーンがある。
水辺かなんかで、「お兄様、待って〜、あはは〜」なんて言いながら。
妻は、「あんなことは絶対ないっ」と断言する。
兄を追いかけるなら、妹は本気モードになって、絶対笑いながら追いかけたりしない。
追いつけなければ(実際、普通追いつけない)、地団太を踏んで怒る。と言うのだ。
妻よ。ほんと、目に浮かぶようだよ。
 
世の中の妹すべてがそうではないのだろうが、娘も同じだ。
兄に強いライバル心を持っている。
私にも弟がいて、兄弟間のライバル心というのは経験している。
そういうものは、成長のためには良いと思う。
しかし、親としては、兄妹間のライバル心は、ホントーに扱いが難しい。
 
息子に勉強を教えていると、娘は「同じことを教えろ」と言う。
娘にはまだ無理というと激怒する。
「お兄ちゃんは年上だから難しいことをやってるんだよ。お兄ちゃんだって
基礎から勉強したんだよ」と言うと、息子は、うんうんと頷いているが、娘は納得しない。
昨日なんか、「私はお兄ちゃんより頭がいいんだから大丈夫なはずだ」と言う。
「いや、でもね。お兄ちゃんはもう中学生なんだよ」と言うと、
「私は普通の小学生じゃない」とまで言う。(まあ、その心意気やよし。)
 
理科や社会といった、知識ものなら、兄妹いっしょでもよいだろうといっしょに
娘の教材を読んだりしたこともあった。私が趣味で買った(笑)受験用の参考書なら、
小学生低学年ものでも、かなり難しいのだ。
ところが、そうすると、プライドが傷つくのか、息子の反応が悪い。
まあ、そうだろうね。難しい。
 
ただ、よく考えてみると、少し前まで、娘は、息子に解けない問題があると、
私にこっそりヒントを聞きにきたものだった。
見え見えのヒントをもらってでも息子より先に答が出せると、大喜びで、
兄に勝ったつもりでいた。
それが、ヒントを拒否するようになったのは、成長したということだ。ろうな。