受○の神様

前回ビデオに取った「○験の神様」。娘は合宿で見ていなかったのだが、
ちょっと話題になって、もう一度、娘も含めた家族全員で見た。
 
私はなんと言っても、家庭教師さんの「ロボット女」ぶりが好きだ。
今後、彼女の「気の毒な事情」が明らかになっていくような気がするが、
まあ、それはいいけど、なるべく最後まで「ロボット女」ぶりを
発揮してほしい。少なくとも、「改心」などしてほしくない。
妻は主人公の少年がかなりお気に入りの様子。
みんなに、「ごめんっ」というシーンに心打たれたようだ。
(実は、それは私も同じ。)
 
さて、たった一話を見ただけで、なんだけど、あの話の作者は「教育」や
「受験勉強」に関して、よく研究していると思う。
ので、少し、ほじくってみたい。
 
まず、主人公の少年(広君)が、「こんなに暗記するのは大変だ」と
言い出すと、父親が、「じゃあ、俺も覚えてやる」とかなんとか言う。
そして実際に覚えてしまう。
小学生に勉強をさせる場合、親も一緒にすることは、非常に重要だと思う。
「塾におまかせですべてうまく行った」という話もチラホラ聞くが、
それは何かの奇跡が起こったのだと思う。
小学生がストレスを感じるほど勉強する(小学生にストレスがかかるほど
勉強させる)なら、親もその勉強をするべきだと思う。
 
暗記方法に関して、父親がアイデアを出した。誰もがあんなにすばらしい
イデアを出せるとは思えない(ま、ドラマだから)が、親が子供のために
頭をひねり、アイデアを出すことは、子供にとって、とても大きな意味が
あると思う。それが、親のひとりよがりの押し付けでない限り、子供の
勉強は進むと思う。
(「一日一時間、これとこれを暗記する。それまでは遊ばない」
 というような「アイデア」は、ただの「強制」=「思考放棄」であって、
 アイデアでもなんでもない。親がガッと言って、効果があることもある
 だろうが、効果がなければ、それはその「アイデア」が悪い。)
 
暗記(消化酵素の話だった。私はまったく知らなかった。妻には得意
分野で、笑いながら見ていた。)の方法として、歌とダンスを使った。
これは、すばらしいアイデアだと思った。考えてみると、どこかで聞いた
こともあるようだが、あそこまで具体的なのははじめて見た。
 
主人公に勉強友達がいた。
これは、ただひたすらに、うらやましい。
現実には、塾にいかせるのが、勉強友達を作らせる一番の近道かもしれない。
(ウチの子供たちは塾に行きたがらないのだが。)