その勉強の目的

最近、子供の勉強について、ちょっと(かなり?)悩む。
そもそも、このブログは、そういうことを、書くことで、自分の頭の中を整理する
のが目的だった。しかし、なかなか整理がつかないので、うまく書けないでいた。
 
悩みとは、どのレベルのことを教えるのがベストかということで、単純に言えば、
「ちょっと考えればわかる問題」、「かなり考えなければわからない問題」
「現状では、いくら考えてもわからないだろう問題」の、どれを与えればよいかだ。
基本的には、「かなり考えなければわからない問題」(=「かなり考えればわかる問題」)
を中心にやらせたいと思っていた。ま、妥当でしょう。しかし、これが結構難しい。
夏前に選んだ問題集(ドリル)は、実際に子供たちにやらせてみると
「ちょっと考えればわかる問題」が中心だった。これはこれで、本人の自信になるようなので、
決して悪くないと思う。
が、ちょっとだけ問題を難しくしてみたくなって、夏休みには、「難し目」の問題集を与えた。
ところが、息子に与えた問題集が「難し目」ではなくて、難しい。
素で考えると私にも解けない問題が続出だ。
(娘の方は、ベストチョイスだったようで、ルンルンでやってる。)
息子もかなり苦戦しているようすなので、問題集の選択が正しかったのか、迷い出したのだ。
とても悩んだので、直接息子に聞いてみた。「問題集変えようか?」
その問題集をやれと言うと(その問題集に限らないのだが)、必ず一度は拒否してみせる
息子の返事は、「嫌だ。変えない」だった。
(「今、やめたら、おやじみたいに中途半端になる」と。こらこら。)
 
息子と話していて、私の「問題」は、自分の中で「なぜその問題集をやらせているのか」、
「その勉強の目的は何か」がはっきりしていなかったことだと気がついた。
(ここで言っているのは、「その勉強の目的」であって「勉強全般の目的」
 =「なぜ勉強なんかするの?」という事ではない。)
 
「その問題集の問題が解けなくてはいけないのか?」
「そうなら、なぜか?そうでないなら、なぜか?」
「答えはすぐ教えてしまった方がいいのか?」
「そうでないなら、どのくらいで教えるのがよいのか?」
これらの問いの答えは、「その勉強の目的」によって決まってくるわけだ。
 
もちろん、そんなに単純に答えることはできない。
それでも、考えるべき方向が見えて、かなりほっとした。