夏休みの総括

暑い夏だった。
 
今年の夏休みは、「勉強の楽しさ」を伝えつつ、普段できない勉強を
まとめてやらせようと思っていた。
前半は、まあまあ、いろいろな行事で時間が減らされつつも、
予定通りの進行(表向きの予定ではなく、内心の予定)だったと思う。
後半(お盆後)は、勉強というより、宿題に追われていた。
(宿題以外では、私が選んだドリルを、少しずつ進めるだけだった。)
宿題は、やればすぐできると思うのだが、やれない。
妻が毎朝のように怒り(「宿題はどうしたの?まだやってないの?
今日こそ、ちゃんとやっちゃいなさい」)、怒られた子供たちは、
そのときはやる気になる(?)ようだが、いざ、作文の原稿用紙などに
向かうと、パタッと手が止まってしまい、そのうち漫画に手が伸び、
一日が終わっても、ほとんど何も進んでいない...そんな日々が続いた。
 
私のコメントは以下のようなものだった。
「宿題をしなくて親や先生にしかられるのは、子供の仕事である。
したがって、おまえたちは、毎日、ちゃんと仕事をしていると言える。
しかし、おかげでお母さん(私の妻)の機嫌が悪くて、お父さん(私)は
とても迷惑している。頼むから、お父さんのためだと思って、宿題を
やってくれ。あ、お父さんが教える勉強?やる?やれないだろ。
な、それは、まあ、いいや。な。」
 
その宿題が終わったのは、8月30日だった。
私自身は、8月31日の夜まで、母親に叱られていた記憶があるので、
優秀かもしれない。