妻が語る

先日、妻の職場的な場所に、息子さんを連れてきた同僚的な人がいたという。
「こいつは、俺より優秀で」と、でへでへ笑いながら紹介してくれたという。
 
当然大人の対応をしたであろう妻に、「まあ、ウチの子供たちも、私よりは優秀だと思うよ」と言うと、
私の腹に連打を決めながら、「こいつめ、こいつめ、こいつめ」。
 
子供の頃から優等生だった妻は、たったひとつ苦手なものがあった。物理である。
(結婚前に「中学の時は社会が苦手だったんだ」と言った。
 「だって、中2のとき4を取っちゃったから」とか。あとはオール5って意味です。
 ま、それはそれとして、高校の物理はそんなもんじゃなかったらしい。)
 
「もう二度と物理を見たくないと思ったの。でも、人生の宿題というのか、物理がついてきた」とか。
それは、つまり、私ですな。
「と、思ってたら、子供たちまで。ああ、人生の宿題からは逃げられない」と。