理系とは何か

久しぶりに一族集結。
 
全員理系に育った孫たちを見て、工学部出のくせに「本当の自分は文系だ」と
言った父が「結局、みんな理系になったな」。
皆が口々に「そりゃそうでしょ」と言う中、娘は「4年に1度くらいは文系も考えたよ」。
 
息子(数学科、以下「息」と略)と姪(工学部)と私(物理学科出)の会話。
息「役に立つ数学って何かな?」
姪「う〜ん。ラプラス変換とかよく使うよ」
息「えっ。ラプラス変換は数学科の人の知らない数学なんだよ」
私「おじさんはラプラス変換習ったよ。一生使わないと思うけど」
姪「おじさんたちは好きなだけ理論的なことをやってていいから。
  でも、私たちにはラプラス変換が役に立つの」
(すみません。)
 
別の会話。
息「ねぇ。工学でトポロジーとか役に立たないのかな」
姪「逆に聞くけど、工学のどういう局面で役に立つと思うの?」
(なんだかしょんぼりした息子よ。元気出せ。)
 
それにしても、姪は「針の先も拡大するととんがってはいない」
「点というものは数学の世界にしかないのではいか」と子供の頃から考えていたと言う。
いやぁ〜。理系だなぁ。