新数学読書法

何が「新」かというと私にとって「新」である。
誰の「読書法」かというと私の「読書方」である。
他人に適用できる保証はまったくない。
 
数日前にも書いたが、最近、数学書の読み方を変えて、結構な成果が出ているような気がする。
成果とは、「理解が進んだ」ということだ。
ただし、「理解が進んだ」は「完璧に理解できた」とは違うことは言っておかねばなるまい。
 
数学書に限らないが本は普通頭から読んでいくと思う。
で、わからなくなったらちょっと戻ってとか。
 
しかし、速読法のひとつに「ちゃんと読まない」というのがあると思う。
斜め読みをするというのである。
ただ、よりよく分かりたかったら、もう一度読む。また斜め読みでも良し。というものだ。
個人的に最近凝っている「7回読み」もその一種だと思う。
 
ふざけた話のようだが、いわゆるビジネス書系にそれを使ったら結構うまくできた。
なぜうまくいくかと言うと、ビジネス書って内容が薄いのだ。
著者の(本論に関係ない)経歴や感想やそれから宣伝がちりばめられているが、私は
そういうところも「てにをは」までしっかり読んでいたのだが、別に読まなくても良かったのだ。
そう思って、斜め読みをしてみたら、結構できるのだ。
ビジネス書って、1ページに1つとか2ページに1つとか、場合によっては1章に1つくらいしか、
意味のあることが書いてないことが多いからこそ、できるのだが。
 
そういう読み方が数学書でできるか、やっぱり興味深い。
 
続く。