期待をコントロール

私の勉強方法でたどりついた1つはそれである。
それは、やさしくぶっちゃけると「期待を抑える」「期待しすぎない」ということだ。
期待しすぎなければこそ、期待以上の成果があがるだろう。と思う。
それは決して気分の話ではない。
これは古くから「足るを知る」などとよばれていたものと軌を一にするものだと思う。
 
それにしても最近逆方向の話が多いような気がする。
それは「期待を膨らませて現実をよくする」というものだ。
人は期待するからがんばれるのであって、がんばれば現実も良くなる。
だから、期待しましょう。期待を膨らませましょう。というものだ。
 
それが「気の持ち方」の話なら、大賛成である。
私は決してネガティブの人ではない。
しかし、それが経済政策なら、大反対である。
「豊かになりたい」というのは正常かつ正当な願いであって、そう思うのは良いことだと思う。
しかし、「経済的な期待」を無闇に膨らませれば、必ず行き止まりが来ると思う。
しかも、その行き止まりは「すぐ」来るだろう。
なぜなら、人間の欲望の膨らみ方はものすごいからだ。