息子の意見

私は紙媒体が好きだ。
あのナントカパッドで本を読むのはどうもなー。
が、それは慣れの問題かもしれない。
生き方を変えられん。大人とはそういうものだ。
 
実際、パッドとかパソコン上に表示するものなら、紙媒体にない便利さがあるかもしれない。
特に、紙媒体の欠点として、「読者の成長に合わせることができない」があると思う。
つまり、紙の本には、初心者に必要なこと、中級者に必要なこと、上級者に必要なことが
平面的に書かれている。
したがって、読む側は、自分のレベルに合わせて(重点的に)読む場所を変えなくてはならない。
 
しかし、それは結構難しい。
そのため、初心者が難しいところでつまづいたり、上級者がよく知ってることを繰り返されて
うんざりしたりすることになる。
しかし、電子情報なら、読者のレベルに合わせて表示を変えることができそうだ。
 
と、息子に言った。
すると、「自分の成長に合わせて読むべき箇所が変わる」ということには賛成してくれた。
しかし、それは紙の本で、自分が読む箇所を変えればいいだけだし、それが一番はやいという。
 
「う〜ん。そうかな。そういう読み方って結構難しいと思うんだけど」と言うと、
息子の奴、「それは訓練だよ」。
う〜ぬ。確かにそうかもしれない。
 
偉くなったものだな。