世界史の謎に挑む

あ、もちろん、「世界史という教科」さらに言えば「センターレベルの話」である。
 
前に、「燕雲十六州の何が大事なのかわからない」と書いた。
万里の長城の内側とは言え、広大な中国のほんの一部である。
が、そこに北京(正しく、将来北京になる場所)が含まれていることがわかった。
なるほど!それなら重要かもしれない。
マリア=テレジアにとってのシュレジエンか、もしかするとそれ以上に。
これで謎がひとつ解けた。
しかし、である。
なぜ、教科書には北京のことが触れられていないのだろうか?
また、謎が生まれてしまったのである。
 
ところで、世界史の教科書にはイギリスの王様がいっぱいいる。
(ヨーロッパと中国以外の王様、皇帝の数は驚くほど少ない。あ、教科書の中では。)
ところが!
教科書では、18世紀のイギリスの王様についてはいっさい触れられていない。 
16世紀、17世紀、19世紀の王様はいっぱい出てくる。
(ま、19世紀はヴィクトリア女王だけだけど。)
フランスでは、16世紀から18世紀まで切れ目なく王様が出てくる。
 
繰り返そう。
18世紀のイギリスの王様は教科書に出てこないのだ。
なぜだ?(ジョージ3世くらい出してもいいのではないか?)