スポーツ勉強法 2

う〜ん、特にJリーガーなどと書く必要はなかった。かも。でも、ま、いいや。
 
さて、サッカー(というか、スポーツ)は練習すれば必ず上達するものだと思う。
いや、練習すれば必ずJリーガーになれるとは言わない。
でも、ちゃんとそこそこの上達はするはずだ。
それは勉強も同じだと思う。
つまり、勉強すれば必ず学力が上がる。例外はない。
 
にもかかわらず、「勉強してるのに学力が上がってない」ような状況が往々に発生する。
なぜだろうか?
それは、2つ考えられるが、まず考えられるのは、「勉強しているように見えて勉強していない」と
いうケースだと思う。
つまり、勉強ではなく「勉強に見える何か(でも勉強じゃない)」をしているだけなのだ。
本人が親や先生をだまそうとしてわざとやってるなら、それでいいと思う。
悲劇なのは、本人はまじめに勉強しているつもりなのに、それが「勉強に見える何か」に
すぎないというケースだ。これは、結構あるような気がする。
 
サッカーはどうだろうか。
グランドに出て監督やコーチの言うことは、なんとなく聞いて、あとは独自の解釈で独自の
練習をしていたらうまくなるだろうか。
その場合でも、たぶん、「本当に一度もサッカーの練習をしたことがない人」よりはずっと
ましに見えるようになると思う。
しかし、ただ、「ましに見える」だけのことで、実際にはサッカーは上達しないだろう。
 
勉強も同じだと思う。
で、「勉強に見える何か」をやっているだけなのに、本人は勉強しているつもりになっている
という場合、それをなんとかしてあげたいと思うのだ。
もちろん、これは本人にまったく責任がないわけではない。
むしろ、大人的に考えるなら、「監督やコーチの言うことに従わない」ということは、
自己責任以外のナニモノでもない。
しかし、子供の場合、なんとなくそうなってしまうことがよくあるような気がする。
 
(まともな)監督やコーチは練習をやらせるときに、その目的があると思う。
しかし、子供がその目的を理解することは、ほぼ不可能だと思う。
「言って聞かせればわかる」という人は、子供のことを見たことがあるんだろうかと疑ってしまう。
たとえば、コーチが「この練習は○○のためにやります。したがって、△△に注意して練習
してください」と言ったとして、それをコーチと同じレベルでわかる子供なんかいるはずないと思う。
ただ、多くの子供は、それをぼんやり理解して、形だけでもコーチの言う通りにして、
その中で運のいい子は、やっているうちに理解していくのだと思う。
運のいい子とは、たまたまできちゃった子、たまたまわかっちゃった子、たまたま才能のある子などだ。
一方、運の悪い子(どんくさい子)は、コーチの言った通りの練習をしているように見えて、
微妙に間違ったこと、しても意味のないこと、するべきでないことをしているのだろうと思う。
 
う〜ん。
サッカーの話にしてしまったのだが、私は本当は野球部員だったので、ちょっとそっちの話でしたい。
たとえば、バッティング。
野球を知らない人は、「素人がそれっぽくバットを振っている」のと、
「野球の上手な人がバットを振っている」の差はわかないと思う。
しかし、違いはちゃんとあるのだ。そして、「その違いがわかる」ということが重要なのだ。
 
で、野球の上手な人(上手になっていく人)は、ただ「バットを振る」という練習においても、
いろいろなところに注意をして、その結果上手になっていく。
その「いろいろところ」は、はじめはコーチが指示してくれる。
上手にならない人は、コーチの指示を聞いて、それっぽくやっても、本当にその指示には
従わない人だと思う。
なぜ従わないかというと、いろいろあると思うが、私は「運がわるい子」だからだと思う。
普通のコーチは「飲み込みがわるい子」「筋のわるい子」「どんくさい子」と思っていると思う。