できないことはできない

世の中にはできないことをしようとする人がいる。
あるいは、「しろ」と命令する人がいる。
 
たとえば、年を取って、この20年ほどゆったり暮らしている人に「昔のようにフィーバーしろ」と
言っても無理だし、無理にそうさせようとすれば、たぶん悲惨な結果になる。
 
これまでの人生で大変な借金を背負った人に「今すぐ借金を返せ」というのも無理だと思う。
しかし、「子孫が返してくれるから、このまま借金を続けよ」というのも無理ではないか?
今はなんとかなっても、どこかで破綻するだろうから。
 
「人生をフィーバーしながら、じゃんじゃん返していこう」という言葉に惹かれる人も多いようだ。
しかし、たぶん、それも無理だろう。
そんな甘言に乗れば、むしろ破滅が近いのではないか。
 
「節約しながら、子孫のために借金を返していこう。
 節約生活は、基本、辛気臭いものになるだろうけど、しかたがない。
 そんな生活の中にも楽しみはあるだろうし、もしかすると、予想外の良い事があるかもしれない」と
思うのが、そして、実行するのがベストではないだろうか。
 
「難問に魔法のような解決方法はない。それを求めれば破滅」と強く思う。
 
後記:
具体的に言えば、
1 増税するか。
2 緊縮予算にするか。
3 その両方か。
の3択以外あり得ないと思うのだ。
こういうことを書くブログではないのだが、子孫に対する義務感にかられた。
個人的には、上記の2か3だと思う。
大規模な金融緩和と財政出動は破滅への道としか思えない。