「基礎論の闇に飲まれる」

息子語録、思い出したので記録しておこう。
数学基礎論に興味を持ってしまい、そこから出てこれなくなった人を言う。
 
実は、若い頃、私自身がその危険を感じた。
我々理系は、基礎が好きだし、「本当に正しいか」には関心を持たざるを得ない。
そうしていると、基礎論がポッカリと大きな口を開けて・・・。
 
あ、基礎論を研究している方、すみません。
もちろん、基礎論は絶対的に重要です。
しかし、まあ、すべての理系人間が基礎論にはまると、電車も動かない、飛行機も飛ばない
ということになるだろう。
私が本当にやりたいことは基礎論ではなかったので、適当に間を置くことにしていたのだ。
 
と思っていたのだが、息子もそんな感じの世界が見えるらしい。
「君、今、実数って言ったけど、いつ実数を構成したの?」などと言出だす友人がいるらしく、
「基礎論の闇に飲まれるのは怖い」と言っているのである。
 
基礎論のみなさま、ほんと、悪意はありませんので、ご容赦を。m(__)m
 
後記:
息子の奴は、私が数学の話をすると「さ〜て、今の話、どこで選択公理を使ったかな?」など言う。