忘年会にて

職場のメンバで小さな小さな忘年会。
課長さんが乾杯の音頭を求められると、
「いやいやいや、○○さん(←私ですな)を差し置いてできませんよ」。
え?なんで?と思ったら、
「○○さん(←私ですな)が、最年長、長老ですから」と。
あ、そうなの?課長さんのが上かと思ってた。
みんな途中入社なので、正確にはよくわからないのである。
(わかってないのは私だけかも?)
まあ、いいでしょう。乾杯の音頭を取りましたぜ。
 
で、それから、しばらくご歓談。
楽しかった。
私は、普段はおしゃべりの方だが、酒の席での「バカ話」はできない。
いや、嫌いなんじゃなくて、まあ、できないのだ。
しかし、よくしゃべる奴がいて、みんな「あの人のワンマンショー」とか言いながらも、
他人が聞いていようがいまいがよくしゃべってくれるので、楽しい雰囲気が持続したのだ。
 
が、なんとなく雰囲気で、「あ、俺がしゃべるタイミング?」みたいなのはわかる。
じゃあ、一発楽しいギャグでもと思って、「それで言えば・・・」と言いかけると、
みんな、おしゃべりをピタッとやめて、一斉にこっちを見る。
ちょ、ちょ、ちょっと待とうよ。
これから、軽〜いギャグを飛ばすだけなんだから、そんなに注目せんでも。
 
と、思ったが、途中でやめられない。
だから、強行した。ギャグを。そう、確かに、ギャグを。
 
誰も笑わなかった。
くっ。まあ、それはいい。
しかし、隣の席の若者が、感心したように、「なるほど〜、そうなんですね」。
 
いや、だから、ギャグなんだって。
あーーー。
みんな、長老を大事にするってそういうことじゃないっしょ?
ほんと、ぐれるよ?