因数分解の極み

高1の娘は、学校で因数分解と格闘している。
それで、お父さん、その「極み」を考えちゃった。
あ、先生のプリントを見て考えたんだけどね。それは
 
 n、mが、1、2、3であるとき、
 a^n(b^m - c^m) + b^n(c^m - a^m) + c^n(a^m - b^m) を因数分解せよ
 
問題は、全部で9問だね。
これを全部できればいいんじゃね?
しのごの言わずにやればいいんじゃね?
あ、いわゆる因数分解できないもの(0になるもの)もあるからね。
 
私自身が高1のとき、対称式とか交代式とか、「うざっ」って思った。
それはなんと言うか、「特別な因数分解の問題で、ちょっと使える小手先の技法」に見えた。
実際、高校ではそういう扱いだと思う。
私は、一般性のない特別な問題(つまり、クイズ)が好きではなく、背景のない小手先の
技法が嫌いである。
(偉そうだけど、要するに、思いついたり、覚えたりするのが嫌いなんですな。)
しかし、落ち着いて考えてみると、対称式とか交代式とかって、かなり重要なんじゃないか。
と、思い始めた53の春〜。
調べてみると、かなり一般的で、背景もばっちりではないかね。
 
ただ、高校生におもしろがらせるのは難しいかも。
だから、せめて上のような問題を解いてだね。ちょっと楽しんでくれたまい。