思ったこと

「我が子を他の子と比べて叱ってしまう」という話を聞いた。
なんだか腹が立ったので、それについて考えてみた。
それに対する「反論」が以下の文章である。
読み返してみると、ちょっとアレな文章である。
が、消すのも何なので、残すことにした。
 
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我が子が他人に負けたことは一度たりともありません。
これからもそうに決まっています。
私の遺伝子を持って生まれてきた子ですから、他人に負けるはずなどないのです。
それは宇宙の法則と言ってもかまいません。
 
ちなみに、テストで我が子より良い点数だった子はたくさんいます。
先日は、学年の半分以上が我が子より良い点数だったかもしれません。
我が子より足の速い子はたくさんいます。
小学校の運動会で我が子より後ろを走る子はほとんどいなかったですよ。
 
それで、我が子は負けたのでしょうか?
いいえ。
誰かが私に断りなく勝手に決めたルールでのことは知りません。
しかし、我が子は、その本質において、決して負けていないのです。
 
テストで我が子より良い点を取ったお子さんたち。
運動会で我が子より速く走るお子さんたち。
よくがんばったね。偉いよ。ほんとにそう思う。
でも、ごめん、それはそれとして、おじさんの子の勝ちなんだ。
おじさんの子は、生まれてから、全勝街道まっしぐらなんだよ。
おじさんが、そう決めたんだから、しかたがないと思ってほしい。
 
ちなみに、君たちのお父さんお母さんにはたぶん別の判定基準があるだろうから、
それは家に帰って聞いてみてくれたまえ。
 
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ただし、「より良い点を取れ」「より速く走れ」「○○君に負けるな」と
言うことは悪くない、むしろ、ときには言うべきだと思う。
ここで言う「負けるな」は、もちろん、他人が作ったルール上でのことである。
ただ、感情に任せて言ってはいけない