高校英文和訳への道 3

ちょっと間があいてしまった。
 
英文を作る場合、英文法の知識は大変有用だ。
(日本文を作る場合、日本語文法が役に立つかどうか、とてもあやしい。)
と言っても、入試なんかで出るような、ややこしい知識(?)はいらないと思う。
重要なことは、
 
・5文型
・時制
・仮定法
 
だと思う。以下、順に。
 
・5文型
別に難しいことではない。
当然、英文の組み立てを知っていなければならない、というだけだ。
特に、個人的に強調したいことは、SV文型が結構役に立つということである。
多くの日本人は、SV文型に、奇異な感じを受けると思う。
でも、これで結構役に立つ。
と、わかるだけでも、英文法は有用だと思う。
 
・時制
英語は時制にものすごくうるさい。
(私の個人的経験ではドイツ語はもっとゆるい。)
と、言うと、「いや、日本語だって、時制はしっかりしてる」という方が多いのだが、
そういう人は、本当に時制を意識しているのだろうかと思う。
たとえば、
 
「昔々、おじいさんとおばあさんがいました。
 おばあさんが川に洗濯に行くと、大きな桃が流れてきます。
 おばあさんがその桃を拾って帰ると、中から赤ちゃんがでてきました」
 
なんていう文章を読んで、「時制がめちゃくちゃじゃん」と思うのだろうか。
私は思わない。日本語の文章としてはまったく問題ないと思う。
しかし、時制は、過去(いました)、現在(きます)、過去(きました)となっていて、
それをそのまま英語にするのはどうかと思う。
 
時制というと、私を苦しめたものに、現在完了というものがある。
(「大過去」として過去完了は明快だ。)
これはどうやら「過去のこと(直接現在につながるものも、そうでないものも)が、
現在に影響を与えている」というときに使うようだ。
「過去のことの影響を、今持ってる(have)」という説明は秀逸だと思う。
昔、私はなるべく現在完了を使わないようにしていた。と思う。
しかし、これを使わないと会話が成り立たないのである。
 
いずれにしても、時制は、意識しないと見過ごしてしまうけれど、大変重要な
要素だと思う。
 
・仮定法
くじらが魚でないのは・・・でしったっけ?
これは難しく考えなくていいと思う。
私が仮定法を理解できるようになったきっかけは、
I would do that. 私ならそうするよ。
である。
ifなんかなくてもいいようだ。
実際、仮定法は日常会話に必須だし、そういう範囲では難しくないと思う。
なにしろ、アメリカでは幼児が使うのだから。