娘のライバル(?)たち

娘には、小学校以来「親友」とよぶ友達がいる。Aちゃんとよぼう。
この二人、例えるなら、硬式テニスと軟式テニスみたいな関係で、違うようで近い、
近いようで違う関係なのだが、小学校の頃から仲良し。
でも、いろいろなことでバッティングしてもいた。
たとえば、同じクラスのときはひとつの「係り」を争い、違うクラスなら
それぞれのクラスを代表して争い、、、。
が、まあ、それでも仲良しだったのだ。
 
中学校に進むと「生活圏(興味の対象)」が違うのか付き合いは薄れたようだった。
が、中学2年生くらいから、再びがっつり娘の生活圏内に。
そして、また、「バトル」が。
ただ、傍目には、小学校のときより、勝敗の結果が大きいというか、昔のように
無邪気に仲直りしにくいようにも見えた。
 
このまま、別の道を行くのかな?
ちょっと残念だなーと思っていたら、あることで娘がAちゃんを誘って強力タッグ。
いや、この二人が組んだらすごいでしょ。
息子は、自分のかつての同級生(B君とよぼう)を引き合いに出して、娘を評価する
のが好きなのだが、「かつてのB君チームの8倍の破壊力があるだろう」と。
(普段は、B君の評価がすごく高いのである。
 実際、B君は、我が家では異能力者の代表とされている。)
 
そして、その二人、ちゃんと結果を出した。
おめでとう!そして、いや、おそれいりました。
Aちゃんとの、もしかすると最後のコラボ、お父さんはうれしかったよ。
 
もう1人。
Aちゃんより前にものすごく仲の良かった子がいる。Cちゃんとよぼう。
(付き合いはじめはいつだったんだろう。たぶん小学校1年くらいか?)
あ、Aちゃんと仲良くなったあとも、また、今でも仲良しではある。
ただ、中学生になって、Aちゃんよりかなり遠い存在であることは確かだ。
(簡単に言うと、Cちゃんは男の子と遊ぶようだ。
 思春期的な意味ではなく、Cちゃん自身も男の子のように。)
 
娘は優等生だが、Cちゃんもけっこうな好成績だった。
だからと言って、競うようなこともなく、成績のことは忘れていた。
(理由は不明である。
 娘は、勉強上の仮想ライバルを別の子に設定していた。と思う。)
 
が、中学3年生になって模擬試験をはじめると・・・。
あれ、成績上位者の表にある名前。あ、Cちゃんだ。すげっ。という状態である。
なかなかおもしろいものである。
 
付記1:
少年マンガにありがちなセリフに「強敵と書いてトモと読む」というのがある。
去年の今頃だろうか、何気なく、そんなことをつぶやいていたら、娘が、
「親友と書いてキョウテキと読む」なんて言ったのでびっくりした。
「それ、Aちゃんのこと?」と言うと、「冗談冗談、あはは」と言われた。
 
付記2:
今回のコラボのあと、Aちゃんは「誘ってくれてありがとう」と言ったそう。
それを聞いて妻も「よかった、よかった」。
いや〜、やっぱり感じるものがあったんだよね。
娘は「私も組んでくれてありがとうって言ったよ」。
 
後記:
Cちゃんが成績上位者表に載っていたのを見ても、娘はあまり反応しなかった。
(私と妻が反応しまくりだったのだ。)
で、「模試のこと、Cちゃんと話したりする?」と聞くと、「ううん」。
しかし、どうやら、最近、Cちゃんの方からその件で話しかけてきたらしい。
ほうほう。