自家製数学教育現代化3

息子が、こんな話をした。
息子の中学で、A○○(某アイドルグループ)ファンは、2次元(まあ、
その、アレなアニメなど)が嫌いで、2次元ファンは、A○○が嫌いだと。
う〜む、相変わらず息子の観察はおもしろい。
 
それはそれとして、娘と数学のお勉強。で、娘に聞いてみた。
「なあ、さっきお兄ちゃんが言ってたことを集合の言葉で言ってみよう。
 ○○中学三年生男子の集合を全体集合とする。その部分集合である
 A○○ファンの集合をAとし、別の部分集合である2次元ファンの集合を
 Bとする。すると、さっきお兄ちゃんが言ってたことは、どう言える?」。
娘は、「そういう話いや〜」。本気で嫌そうなの。
 
息子が横から「A ∩ B が空集合。おわり」と言ってから、
「それにしても、俺、オヤジのレベルの低さにがっかりだよ〜」。
 
え〜、お、おまえが、そういう話をしたんじゃんかよぉ。
 
最近、ちょっと悪乗り気味に「これからの数学」(メザーブ、ソーベル著)
という本を手に入れてしまった。
1960年代のアメリカの数学教育現代化のための中等学校の先生方への参考書。
いや、ぶっとんでます。
確かに、ほんとにこのペースでやられたら、「足し算のできない子供」も
増えそうだ。でも、全部これってわけじゃないよね?
 
私が、「あ〜、自分の中学も、こんな授業だったら楽しかったのにな〜」と
言うと、息子は、
「もっと別の教育を受けたらもっと優秀になれたなんて言うのはおかしい」と。
きーっ。なまいきっ。(いや、まあ、かわいいんだけどね。)
「お父さんはそんなこと言ってない。これなら退屈しなかったと言ってるんだよ」
とは言っておいた。
 
数学じゃないのだが、最近、某国営放送局で、ハーバードの先生が「正義」に
ついて学生相手に講義して、それを放送するという番組をやっている。
実は、妻がそれのかなりのファンである。
私も「アメリカは、先生も学生もすげーなー」と思っていたのだが、昨日は、
それを東大でやったのを放送していた。
妻は、はじめ、「どうも日本の学生はナショナリティ(意識?)が弱い」などと
言っていたが、自国の過去に「責任」を持つべきとする若者たちに拍手。
「うん、なかなかいいじゃない」と。私も、ちょっと安心した。
そして、「ああいう教育を受けたらすごくなるんじゃないかな〜」。
で、横で平和そうに漫画(ちゃ○)を読んでいた娘に、
「ね。ね。勉強しなきゃね」と。