暗示とトランプ

娘に「暗示」という言葉を教えた。
すると、横になって休んでいる(というか半眠りの)私の耳元に口をよせて、
「神経衰弱(トランプゲーム)がやりたくなる。神経衰弱がやりたくなる」と。
どうやら、私に暗示をかけているらしい。
 
お望みとあらば。
起き上がって、神経衰弱をガチ勝負。
その結果、私が10組で娘が16組。
娘は「圧勝だった」と。
 
最後に、私に運のよい順番がまわって来たので、実力差はもっとあった。
親としては、とてもうれしい。
が、私はこう言った。
「いやいや、10対16と言うと大差のようだが、たとえば、お父さんが
 あと3組多く取ったとしよう。すると、13対13になる。
 つまり、それほど大差ではないんだよ」。
 
が、娘は、負けずに、
「そんなこと言ったって、10対16は、10対16で、13対13じゃないんだよ」。
あはは。その通り。よしよし。