前に買った参考書

先週ちょっと散財した。
久しぶりに大都会に出たので、そこで、大きな本屋さんに行ったのだ。
地元の本屋さんも大事だが、やっぱり、大きな本屋さんにしかない本もある。
そこで見つけた2冊は大当たりだと思った。
 
一冊目は、
「もっと知りたい日本と世界のすがた」(帝国書院編集部)
なんと言うか、私には、「理想的な中学生用の地理の教科書」に見える。
私たちの時代の教科書をカラフルできれいにしたような。
そもそも、つくりが教科書的なので、もともと教科書として作られたのではない
だろうかとも思う。税込みで900円だし。
(ただし、帝国書院さんは、別に中学教科書を出しています。
 それは、普通に「今時の地理の教科書」です。)
私は、こんな本がほしかった。少なくとも3年前に
 
というか、中学校の地理の教科書をこれに替えてもらいたい。
少なくとも、こういう本は生き残ってほしい。
 
それと、もう1冊は
「American Accent Training」(CD付き)Ann Cook
これは、「すばらしいっ」の一言。
この本の内容は、もしかすると、学問的に確立されたものではないかも
しれない(わかりません)が、「私がアメリカで感じたいろいろ」を見事に
説明してくれるすばらしい本だった。
 
著者は、
 ・アメリカ語のネイティブスピーカー
 ・いろいろな意味で、自国語についての考察者
 ・上記と同義だと思うが、外国語や外国人をよく観察している
  (たまに、「外国語を何も話せない国語の研究者」がいるが、
   個人的には、どーかなー、と思う。
   この本の著者は、少なくとも、日本語とドイツ語を、実用レベルで
   発音できる。そして、たぶん、フランス語やスペイン語なんかも。)
 ・リズムや音程を取れる
というアメリカ人で、一種の天才だと思う。
 
対象は必ずしも日本人ではないが、CDには日本人英語の口真似もあって、
私はのけぞって大笑いしてしまった。
妻は、「普通の日本人は、こんなひどい英語を話さない」と言うのだが、
いやいや、いますって。
アメリカ英語を話したい人にはお薦めしたい。
 
ただし、もちろん、全部英語だ。
また、「cupのuなどの母音をアイマイ母音」と言い切ってしまっている
ところなんか、日本人が使うのはちょっと勇気がいるかもしれない。
(普通は、違うと考えられていると思います。
 これは、地域差があると思うので、なんとも言えないのですが。)
また、日本人についてのコメントが、嫌な人には嫌かも。
そういうことが気にならないなら、ぜひ、どうぞ。
すばらしい本です。