シャドウィングがわかった?

やることがなかったので、英語CDを聞きながら、シャドウィングというのを
やってみた。
これは、「ネイティブスピーカーが話すのを聞きながら、重ねるように自分も
発音してみる」というもので、多くの人が勧めているし、私も理論上は
すばらしいと思う。そういうわけで、これまで、何度も挑戦していたのである。
 
・・・が、一度として、うまくいったことはなかった。
 
だから、諦めてもいたのだが、単語帳を忘れて、半ば自暴自棄になっていた
私は、自暴自棄が幸いし、なんだかコツが飲み込めてしまったような気がする。
 
そのコツとは、
 
 ・考えずに発音する。
 ・ほとんどできなくても恥ずかしくない。
 ・最低限、文末は、まねてみる。
 
である。
 
えーと。専門家でもなんでもない、むしろ、挫折し続けた人間が1日で
わかった気になって書いていることなので、あまり、信用しないように。
でも、個人的には、「つかんだあっ」と思っている。
 
今まで、うまくいかなかったのは、特に、上の2項目を逆にやっていたから
ではないかと思う。
まず、極端に書くと、これまで、私のシャドウィング(のトライ)は
「聞く→考える→発音する」を試みるものだった。
これでは、どうしても間に合わない。
その上、聞き取れない単語にぶつかった瞬間に、考え込んで、ストップしてしまう。
そして、教材を見て、「ああ、こう言っていたのか」と確認してしまう。
いや、これじゃあ、続くわけないよ。ね?
 
ところが、今回は、自暴自棄になっていて、「もうどうでもいいやモード」
だったため、何も考えずに発音することができたのだ。すると、あら不思議。
やっぱりわからないことはわからないし、発音できないところはできないのだが、
結構、進めることができる。
しかも、ものすごくおもしろいことに、発音した後に意味がわかる、つまり、
「聞く→発音する→わかる」という状況が発生したのである。
これは、なんというか、はじめての経験だ。
悪い感じではない。
 
もうひとつ、シャドウィングの障害になっていたのは、うまく聞き取れず、
したがって、うまく発音できないのが、これまで、とても恥ずかしくて
嫌だったことだ。
「それなら、一人でやれ」と言われそうだが、一人でやっても、恥ずかしい
ものは恥ずかしい。(と言うか、悔しい?)
今回は、やっぱり、「もうどうでもいいやモード」だっため、この点も
まったく苦にならなかった。
「みなさーん、笑ってください。勉強が嫌で、勉強道具を会社に置き忘れ
ちゃった奴ですから、私は。当然、恥も外聞もありゃしませんよ」と。
いや、誰もいないところでやったんですが。
 
その結果、かなり、「あーあー、うーうー」が入ってしまったが、
なんだか、やりきれてしまった。
そして、それでも、いいような気がしてきたのだ。
 
最後の、「最低限、文末は、まねてみる」は、私の自暴自棄とは関係ない。
これは、むかあーし、英語の先生が、「発音しにくい英文は、後ろから発音
するといい」と教えてくれたのを覚えていただけである。
しかし、これは、本当によい方法だと思う。