100点とじいちゃん

娘が手作りの封筒に何かいれて持ってきた。
「はい。お父さん。開けてみて」
開けてみると、なんと、中には100点の答案がっ。
前に、「100点の答案をプレゼントしてほしい」と言ったのを
覚えていてのことだった。
うれしいよ〜。いろいろな意味で。
 
息子は、5年生までの社会のテストは、いっさい勉強しなくても、
グラフが読めれば100点が取れるはずだという。
え?いつも100点だったっけ?なんて突っ込んではいけない。
息子の言う意味はわかる。
 
私の父、つまり、子供たちのじいちゃんは、子供たちに、以前、
「100点のテストだけ見せてくれ」と言ったそうだ。
100点のテストを持っていくとほめてくれたという。
で、あるとき、「50点満点で50点のテスト」を持っていくと、
「だあー。なんだこれわっ」と驚いたそうだ。
慌てて、子供たちが「50点満点」の意味を説明したのだが、
なかなか納得せず、最終的に、
「わかったけど、やっぱり持ってくるのは100点のだけにしてくれ。
 他の点数のはいいよ」
と言ったのだそうだ。
 
そう言えば、私は、親に返却されたテストを見せた覚えがないなー。