劇の役

息子が行ってる中学校には文化祭がないが、娘の小学校にはある。
グループにわかれて劇や学習発表なんかをやる。
娘は、去年、劇のグループに入って、ずばり主役だった。
立候補したところ、圧倒的多数で、支持されたという。
一族を上げて喜んだものだ。
 
で、今年もやっぱり劇のグループに入った。
娘は、「今年も主役をやる。主役をやるために劇のグループに入った」と
言っていた。私は、娘のそういう気の強いところが好きだ。
が、今年は、娘は、かなりの脇役になった。
(娘の言葉によれば「誰が主役かわからない劇」。)
脇役というか、、、人間の役ですらない(笑)。
動物さんとか妖精さんとかの劇ではなく、基本は「普通の人間」の劇である。
そして、今日、家で台本を見てみると、セリフが一言だけ。
(脚本家の最初のアイデアでは、セリフがひとつもない「植物の役」という
 のもあったらしい。ただ立っていて、「悪ガキ」に引っこ抜かれるだけの役とか。
 が、それはさすがに却下されたという。
 しかし、娘の役は、それに近い...かも。
 ちなみに、この小学生の脚本家、才能あるんじゃないだろうか。)
娘は、「えー、一言だけ?明日、文句言わなきゃ」と言っていた。
 
しかし、まあ、なかなかよい経験ではないだろうか。
お父さんにとって、おまえは、いつでも主役だよ。