娘のいろいろ

「女の子は父親べったり」という話を聞くが、娘は私にきびしい。
 
先日、朝起こしにいったついでに、抱きつこうとしたら、本気で嫌がる。
ま、いつものことだ。
でも、「どうして?」と聞くと、「(汗で)ペタペタしてるから」と。
なるほど。そりゃ、親でも嫌だな。確かに。
 
昨日、盆踊りの練習の途中で様子を見に行くと、「帰って」。
え、え、え、そりゃないでしょ。
「じゃ、お母さんならいいの?」と聞くと、「お母さんも来なくていい」。
すごすご帰ると、妻が、「じゃ、私が見てくる」。
「どうせ追い返されるぞ」と思っていたが、いつまでも帰ってこない。
で、練習終了の時間になってから、ふたりで仲良く帰ってくる。
え、え、え、そりゃないでしょ。
それで、ずっと文句を言っていたら、妻は、「お父さんは、執念深い」。
ひどすぎる。
娘に、「何か癒しの言葉を言ってくれ」と言ったら、
「今度肩をもんであげるから」だって。癒されました。
 
この二、三日、娘は、「三角定規の角だけで50度が作れるか」という
問題に取り組んでいた。
これは、小学校の宿題で、分度器を使って50度の角を描く問題だった
のだが、娘は「三角定規だけで描く」と言うのだ。
問題を聞いた息子は、「三角定規では15度の倍数しか作れない」と即答。
それはそれで、やっぱり、さすがだ。
が、娘は娘で、ずっとあきらめずにやっているのに感心した。
おまえも、やっぱり、数学好きじゃないか!
この問題は、「a、b、x、yが整数のとき、(ax + by)は、aとbの最大公約数の
倍数にしかならない」という大定理の先行体験だなーと思いつつ、
3日目くらいの今日、やさしく説明してあげた。
負けず嫌いの娘は怒りだすかとも思ったが、おとなしく聞いて、
納得してくれた。 
 
後記:上記の定理の内容、最初、書き違えてました。恥ずかしー。