息子と方程式

息子が行っている塾では、数学は、1次方程式をやっている。
最近、先生が息子の答案をじぃ〜っと見て、「ユニークな解き方ですね」と言ったという。
どうやら、その先生は、息子の解き方を「ユニークで良い」と言っているらしい。
が、息子は、「ユニークなのはいいけど、じゃあ、普通の解き方ってどんなのだろう」。
私は、笑って聞いていた。
ユニークと言ったって、所詮は、中学1年生の1次方程式。
そんなにユニークな式なんか、出来ようがない。
先生は、針小棒大に、息子の発想をほめてくれているのだろう、と。
 
ところが、今日、息子の答案を見ると、確かに、かなり変わった立式だ。
と言うか、はじめ見たときは、どうしてそんなヘンテコな式になるのか、わからなかった。
(じぃ〜っと見ていたのは、先生も、はじめはわからなかったからではないだろうか。
 しかし、ちゃんと正しい式だった。)
先生は、こんな立式を認めて、ほめてくださったのだ。
 
しかし、どうしたものかなーと思う。
その塾では、先生は、質問されない限り説明はしないそうだ。
息子は、「ユニークな解き方」で解いた問題に○をもらうだけで、「普通の解き方」を習えない。
「普通の解き方」を教えるべきだろうか。
しかし、それで「ユニークな発想」が影響を受けてしまうことはないだろうか。
人と違う発想は大事にしたい。
それに、私が教えるんじゃ、塾に行かせてる意味がない。
それに、先生は、先生の方針でやっているのだし...。
う〜ん。
 
後記:
やっぱり、少なくとも、しばらくはそのままにしておくことにした。
「普通の解き方」は中学校でやってくれるだろうから。