日本の良いところ

昨日の夕食のときの話。
娘が、日本人が食べ物(エビ)を無駄にしていて、それを見た東南アジアからの
留学生が胸を痛めた、という話をした。
息子によると、私がその話を何度もしたらしい(本人にあまり記憶はない)が、
今回はエビの話題から、娘が思い出して話したのだ。
話しているときは、思い出し思い出し話している様子だったが、それから、突然、
泣き出した。
「日本は悪い国なの?私は悪い国に住んでいるの?」
 
前に、息子も似たようなことを言っていて、私は深く反省し、あまり一方的に
自国を非難するようなことは言わないでいたのだが...。
「ひとつの国が良いとか悪いとか、言い切ることはできないと思うよ。
 (お父さんが普段悪口いいまくりのアメリカを、お父さん、本当は好きだし。)
 どの国にも、良いところと悪いところがある。たとえば、日本の場合は...」
と、日本の良いところを言おうと思ったが、娘の涙に動揺してか、なかなかうまく
言えなかった。「日本の悪いところ」なら、いくらでも言えそうなのに。
でも、まあ、きっと、それも「日本の良いところ」だと思う。
(今度聞かれたら、「民主主義・主権在民・平和主義」と答えよう。
 40年前の子供は確かにそう教育された。)
 
ちょっと、考えさせられる出来事だったが、娘は(息子もだが)すくすく育ってる
なーと思った。