塾やら名前やら

今日、息子は、友達と話をしていて、かなりの子が塾に行っていることがわかったという。
中学受験塾ではなく、高校受験塾。
青田買いというのか、小学生(6年生後期?)のうちから、中学生の勉強をさせるらしい。
「マイナスのまじった計算を死ぬほどやらさらてまいる」という感想だそうだ。
つまり、「マイナスのまじった計算」というのは、一部の小学6年生には、普通なんだ。
(給食の班で、そんな会話をしていたのだから。)
それは、それでいいのだが、一方で、小学校の計算もあまりできない子供たちが、確かにいる。
(何度も書いていますが、小学校で、教科書の算数がわからなくなるのは、その子供のせいでは
 ないと確信しています。と言って、先生のせいだとも思いません。
 ゆとり教育は、結局、子供たちを二極化させてしまったのだと思います。)
 
ところで、その話を聞いていた娘。
「お兄ちゃんたちのクラスは、不思議な小学生なんだね」と。
「何が?」と聞くと、「お互いを名字で呼び合ってる」と言う。
確かに、その話の中では、息子が名字で呼ぶ友達が多かった(名前の子もいる)。
すると、息子は、「そんなの普通でしょ?」。
「お父さんたちも、普通は、名字で呼んでたよ。名前で呼ぶのって、アメリカ人だけだ
と思ってたよ」と、私が言うと、二人とも、「ヘイ、タロー」なんて言って笑った。
妻によると、娘のクラスは、ほぼ全員、名前で呼び合うらしい。
 
ところで、昔、娘は、「名前+ちゃん」で呼んでいた仲のよい友達を、あるときから
きっぱり、名前だけで呼ぶようになった。(つまり、「ちゃん」を取った。)
同時に、向こうの子も、娘を名前だけで呼ぶようになった。
それまでは、「仲良しだから、ちゃんをつける」だったのが、「仲良しだから、ちゃんを
つけない」に変わったようだ。なんだか、男らしーと思ったものだ。