「勉強しなさい」と言うことについて

娘は高校生の頃「私は自分の子供には、絶対、勉強しろと言わない」と言っていた。
それは、娘に「勉強しなさい」と言う私への反撃である。
実際、勉強した方がいいに決まってるときにしない場合は、仕方がない。でしょ?
のだが、私なりに、ぐっとくるものはあった。
 
大学に入った娘にも、つい言ってしまう。「勉強しなさい」と。
だって、大学は勉強するための施設なんだから。
でも、「もういい加減にしなさい」と妻も言うし、私もそう思うのだが、なんだかやめられない。
 
で、帰省した娘が「みんな、親に勉強しろって一度も言われたことないんだって」と言う。
そりゃそうだろ。みんなはそう言われなくても勉強してたんだよ。いや、今もしてるんだよ。
 
で、高校も大学も一緒の友人に、「大学生になっても、親に勉強しろって言われてる」と
言ったそうだ。
すると、彼は、即座に「じゃあ、言われる前に勉強しろ」と答えたという。
 
お。お。いいじゃないか。君。
 
娘は怒ったと言う。
「お前は私の親か?親はそんなに何人もいらんわ」と。