世界史と化学の記憶学習に関する個人的感想4

世界史の参考書を見比べてみると、「コッチには載っているけど、アッチには載ってない」と
いうことが頻繁に起こる。ような気がする。
マヂメ人間(笑)の私はこの段階でアウトだった。
もちろん、より詳しい参考書を探すことは可能だが、そうするとどんどん厚いものになっていき、
そもそもこんなに知識いるの?ということになる。
どこまで勉強すればよいかわからないという不安は勉強意欲を著しく減退させ、また、
実際予定すら立てらない状態にする。
 
この問題を解決する一般論を私は知らない。(たぶん、ないのだと思う。)
しかし、私なりに解決方法を模索してきた。そして、私なりにわかった。気がするのである。
えーと、つまり、問題は、
 
問題1 世界史には範囲なんかないんじゃないのか。
問題2 範囲がないならどうやって勉強すればよいのか。
 
だが、問題1の(私なりの)解答は
 
世界史を純然たる暗記科目ととらえると範囲はない。
「世界史は純然たる暗記科目ではない」ととらえると範囲らしきものはある。
 
当然、これは問題2の解答につながっていく。
 
あ、ここで言う「世界史」とは「センター試験の世界史」という矮小な存在である。
えーと、繰り返すが、センターの世界史の話である。
二次試験に出てくる記述式とかいうものの話は一切考えていない。
あれらと混同されるのは迷惑である(笑)。
 
言うまでもなく、センター試験は、選択問題である。
そして、ほとんど知識があるかないかで勝負が決まってしまいそうな問題に見える。
実際、知識がなければ太刀打ちできないだろうし、知識があるほど有利なのも明らかだ。
 
しかし、私は、とうとう、そう、とうとう、あれを「純然たる暗記科目ではない」と
思うに至ったのだ。
そう思い至ったのは、2年前に息子に付き合ってしたセンター地理の勉強の経験と、
今娘に付き合ってやっている化学の勉強の経験からだ。
 
ぶっちゃけて言おう。
地理は純然たる暗記問題ではなかった。
むしろ、思考によってちょっとずつ点が上がる(ちょっとだけどね)科目だった。
化学は、理系科目だし、たぶん暗記科目ではないはずだ。(←ちょっとしたギャグですよ。)
しかし、暗記することはものすごく多い。
すると、もしかすると、世界史と化学(と地理)は、極端な個性こそあるが、実は、
ほとんど同じものではないのだろうかと思い至ったのである。
さらに言うなら、数学も物理も含めて、受験勉強なんかみんな同じなのではないか、と。
 
おっさん、勉強のし過ぎで、とうとう「受験勉強について悟りを開く」の巻でござる。
これはもしかするとヤヴァイ展開かもしれない。