ちょっと毒づく

そもそも、最近、公務員叩きが多すぎるように思う。
公務員をけなし、「民間だったら・・・」と言う。
民間企業とは、そんなに偉いものなのだろうか。
 
もうひとつ言っちゃうと、「子供の学力」に(本人は別にして)一番責任があるのは、
校長先生ではありません。教務主任でも担任でもありません。
それは、親です。
ある公立小中学校の生徒の学力が低かったとすれば、それは「その学校の教育力が低い」の
ではなく、「その地域のご家庭の教育力が低い」という可能性が一番高いのである。と思う。
そういうことはあんまり口に出したくないのだが、みんなわかっていないのだろうか?
 
子供が小学生のとき、授業参観で学校に行くと、小学校敷地内で自分の子供に大声で
呼びかけている親御さんがいた。
「おらっ。先公の言うことなんか聞くんじゃねーぞ」だそうである。
もちろん、大勢の子供たちの前である。
近くにいたお仲間の親御さんたちは、げひゃひゃひゃと笑っておられた。
中学校では、やはり子供たちの前で、「あんた、しっかりしなきゃ」とかなんとか、
呼び捨てで教員に説教を垂れている親御さんがいた。
そういうご家庭で育ったお子さんの学力が低いからと言って、それが教員の責任とは思えない。
のである。