受験王、受験終わった大王、高校生

息子の高校受験がたけなわの頃。
私は、息子の様(さま)を「受験王」とよんだ。
それは、「受験生の王様」という意味ではなく、「受験勉強をしているという、
ただそれだけの理由で、他のことはほとんど何もせず、王様のように
なんでも許されている」という意味である。
 
そして、受験は終わった。
息子は、受験勉強をしなくなったが、だからと言って他のことをするようには
ならなかった。一日中だら〜っとしている。
受験勉強をしていない分、前より偉くなったような。
そこで、私は、「受験王」じゃなくなったと思ったら「受験が終わった大王」に
なったと評した。
娘には大受けだった。
 
しかし、最近ようやく、普通になったようだ。
昨日、「俺、学校の宿題するわ」と言うので、
「そうか!ついに、とうとう勉強をする気になったんだな」と言うと、
「ほら、そういうこと言われるのが嫌なんだよ」。
だろうねぇ。でも、そのくらい言わせろ。