妻の教え、息子の講義

私の妻はときどき気の利いたことを言う。
たとえば、「教わるということはすごいことだ」。
これは、「教わる」のは、「自習する」よりずっと効率が良いという意味だ。
最初に聞いたとき、私は、なるほどと思った。
が、一方で、「でも、自分で本読んだ方が速いんじゃ?」とも思っていた。
 
さて、今日、家に帰ると、いきなり、息子による
「4ビットマイコン・プログラミング講座」がはじまった。
一度、お母さん(妻)と妹(娘)相手にすでに講義をやったのだそうだが、
2人ともよくわかっていないようだったという。
特に、お母さんは、途中から携帯をいじりだしたのだそうだ。
(それって、勉強が嫌いな女○高○っぽい?)
息子は、「優等生(私ですね)の帰宅を待って、もう一度講義をする」と。
 
で、息子の講義、よくわかる。
Aレジスタ、Yレジスタ、入力、LED、音、ウエイト、メモリ、、、。
ほうほう、なるほど、なるほど、と聞きながら、いろいろなことを考えた。
息子が、本当に私の知らないことを講義してくれるようになったのか、、、とか。
講義を聴くなんて、どれくらいぶりだろう、意外に楽しいな、、、とか。
でも、やっぱり、疲れるから、休憩が必要だ、、、とか。
息子の教え方は、私の教え方にすごく似ている、、、とか。
 
そして、何より、妻の「教わるということはすごいことだ」は、本当だなーと
しみじみ実感した。