今の私と30年前の私 

最近、いろいろ、忙しい。でも、あとちょっとだ。
 
ところで、今読んでる「現代数学概論」で、あることに気がついた。
これは30年前に読み始めて挫折したものだが、よく見ると、いろいろ
書き込みがある。30年前の私が書いたものだ。
 
えーと、なに、なに、「私は真に驚くべき証明を発見したが、この余白は・・・」
ウソです。ごめんなさい。(上記は、フェルマーの書き込みですね。)
そうではなくて、私の書き込みは2種類あった。
1つは読んだ日付であり、もう1つは自分なりにわかったことのメモだ。
 
で、日付を見ると、今の私の3倍くらいの速さで読んでいたことがわかる。
(赤いモビル・・・。失礼しました。)
わかったことのメモも、今の私には驚異的だ。
だって、今、「あれ?これはどうしてかな?」と思うところに的確に、
(私自身が考えた)説明メモが入っているのだから。
30年前の私も同じ所で悩んで、その結果わかったことを書いていたのだが、
それを今の私が読んで、「なるほど〜」と思っている、わけだ。
 
え〜と。それって、私は全然進歩していないってこと?
それに、上には、「30年前に読み始めて挫折したものだが、」なんて、
書いているが、メモを見る限り、少なくとも第1章くらいは読んでるぞ。
前にこのブログで「昔、Zorn補題がわからなかった」なんて書いたが、
この本の書き込みを見る限り、今の私程度にはわかってたっぽいぞ。
なんじゃ〜。
 
30年前の私より今の私の方が、(数学的には)ずっと賢いと思っていた。
ま、少なくとも、知識ではそうだろう。
でも、思考の方はあんまり賢くなってないようだ。
それに、そうとう忘れている様子だ。そうすると知識でもあやしいのか。
う〜む。
 
でも、、、ま、いいか。
 
ところで、現在、「現代数学概論」は、最速で1日2ページくらいしか読めない。
これは、休日の値だ。平日になると、ずっと落ちる。
というか、そもそも読めない日も多い。
しかし、この本、500ページ以上ある。
ということは、読み切るのに、いったい何日かかかるんだろう
 
絶望した。あまりの分量に絶望した。
ウソです。ごめんなさい。ほんとは、「がんばろう」と思いました。