過ぎ去りし数学教育現代化

私たちの時代の数学教育は、「現代化」とよばれた時期のものだったらしい。
(私が受けたのは中学生から。小学生時代は、「現代化」の前だったらしい。)
ふらふらネットをさまよっていて、おもしろいページを見つけた。
 
http://www.dainippon-tosho.co.jp/math_history/history/age03_ju/index.html
 
ここを読むとなかなか感慨深い。
私を作っているものは、「民主主義教育・平和主義教育」だと思っていたが、
この「現代化カリキュラム」もまた、私の血肉となっていることがわかった。
ヒルベルトの公理論」なんて名前を聞いたのは、大学に入ってからだが、すぐさま
ものすごい親和性を感じたのは、「現代化カリキュラム」のせいではなかったのかと。
こんなにもすばらしい試みが潰えたのは、必ずしも「ゆとり教育論」の興隆のせい(だけ)
ではないようだ。
 
それにしても、残念だ。
せめて、私学レベルで、このような教育カリキュラムが復活することはないのだろうか。