ワーキングプア

ワーキングプア」という本を読んだ。
この20年ほど、ほとんど見ることのない、にもかかわらず受信料はきっちり取っていく、
予算が国会で決められる(承認される?)にもかかわらず、国営ではないと言い張る、
某公共放送局スタッフによる作品だ。(ちょっとイジワルでごめんなさい。)
あまり期待せずに読んだのだが、衝撃を受けた。
ワーキングプアの実態と件の放送局の良心に。
(最後の最後で、「高額の年金を受け取っている人から税金を取って、困ってる人に
 分けてはどうか」というご高説が紹介されていて、「おのれN○K、ここまで読ませて
 おいて、最後は大本営発表か?」と思ったが、そのあとに、別の意見を紹介していて、
 安心しました。)
 
読み始めたときに、その内容をちょっと家族に話した。
特に反応はなかったが、娘が、あとで、妻に、「困ってる人を助けるために、政治家に
なるのもいいかも」と言って、私たち理系夫婦を慌てさせた。
 
我が家は裕福ではないが、子供2人を塾の夏期講習に行かせたりもできる。
そのことはとてもありがたい。
しかし、やはり複雑でもある。
資本主義社会においては、「従業員にやさしい会社」を作ることは、最高の善行の
ひとつなのかもしれない。
 
とりあえず、NH○の放送も見てみようかなと思った。受信料払ってるんだし。