左門豊作の法則

昔、同世代の子供たちのほとんどが見たアニメ「巨人の星」。
主人公星飛雄馬のライバルのひとりに左門豊作という人がいた。
見るからに、その、まあ、なんと言うか、ドンクサーな人なのだが、星飛雄馬
投げる「消える魔球」の正体を考えていて、80%までわかった。
しかし、あと20%がわからない。
と、あるとき、「引き算をすればよい」と思いついた。
そして、とうとう、リアル引き算をして、「消える魔球」の正体をつかむ(見る)、
というストーリーだった。つまり、
 
 わからない部分 = 全体 - わかっている部分
 
ということだ。
私は、なぜだか、この話を覚えていて、子供たちに言って聞かせた。
そして、上の公式を、「左門豊作の法則」とよんでいる。
これは、非常に役に立つ考え方だ。
今日、引き算で解ける問題を考えていて、息子が、急に黙り込んだ。
私が「これが左門豊作の法則だ」と言うと、「くっそー。そう言いたかったのに、
名前が出てこなかった」。